ニキビといえば、顔の皮脂が毛穴などに固まって起こる、という見方が強いと思います。
脂分の多いものをとりすぎたり、汗などが固まって起きる、というようなものです。

これを言い換えると「乾燥しているとニキビはできにくい」とお思いの方が多いと思います。
しかし、実は乾燥もニキビが起きる大きな要因になります。

ここで、冬のお肌のケアについてまとめていきますので、是非一読してみてください。

乾燥肌でもニキビは起こる

皮脂が毛穴に溜まるため、と思われそうですが、実は根本的にはそれは大きな間違いなのです。
毛穴をふさぐのは皮脂ではなく、角栓です。
角栓が毛穴をふさぎ、そこに皮脂が溜まり、白ニキビが発生します。

角栓が毛穴をふさぐと、面皰が起きます。
面皰に皮脂がたまることで、ニキビになるのです。

面皰が起きるのは皮脂のせいではなく、角栓のせいだということです。
ただし、ニキビが悪化していくのは、皮脂のせいです。

乾燥肌のニキビでも、皮脂で悪化していく

言うまでもありませんが、水分も脂分も少ない乾燥肌の状態、脂分だけが多く水分が不足している脂性肌の状態、どちらでもトラブルは起きます。
基本的にはお肌は水分と油分で角質細胞の隙間を埋めて、お肌を守っている状態です。
脂分と水分の両方がバランスよくなければ、お肌のバリア機能はうまく機能しません。

お肌のバリア機能に問題が発生すると、お肌が分泌させるものが皮脂です。
お肌がお肌を守るために備えている手段は、皮脂を分泌させるということしかないのです。

これは、たとえ角質層が乾燥していても同じで、大量の皮脂を出して皮脂膜を作り、無理やりバリアを作って行きます。
お肌のバリアというのは、真皮層を守るために存在しているものですので、お肌は是が非でも守ろうとします。
結果的に皮脂膜だけが分厚くなり、角質は乾燥してしまい、角栓が生まれます。
角栓が生まれても皮脂はとどまること知らずに分泌されますので、毛穴に溜まっていき、ニキビが生まれ、悪化していくのです。

言うなれば、乾燥肌の人ほど、皮脂が過剰に分泌されやすくなり、ニキビができやすい肌の状態であると言えます。

大人ニキビは冬のほうが悪化しやすい

ここまで、ニキビは乾燥肌でもできるとまとめて行きましたが、それはつまり「冬の乾燥肌の方が、ニキビが悪化しやすい」ということでもあります。
肌バリアが崩れる原因は、角質層の内部に乾燥が始まり、徐々にほころびが出てきているという状態からです。
水分不足などでバランスが崩れ、敏感肌になり、角質が取れやすくなって角栓となります。

あとはご存知の通りに、ニキビが生まれて悪化していきます。
このことは、乾燥しやすい冬こそ起きやすいのです。

冬場は乾燥しないよう、保湿が大切と様々なところで言われていますが、冬にはこのようにして悪化していくため、保湿が大切と叫ばれているということです。
保湿によってお肌のバリア機能を補強することで、ニキビの改善につながり、予防にもなります。

また、冬は急激な温度差もある季節です。
暖かい室内と寒い室外に頻繁に出入りしたりすると、体には大きな負担となります。
すると男性ホルモンが優位になり、皮脂が過剰に分泌される原因になります。

半身浴を習慣づけて日ごろから体を温めておくのも手です。

冬の日差しにも注意

冬は夏よりも曇りの日が多く、紫外線はあまり気にならない季節かと思います。
紫外線よりも乾燥肌に気を付けるべき、という見方が多いですが、雪の降る地方にお住まいの方は、紫外線にも注意してください。

冬は日本全国で曇りの日が多く、確かに地面に降り注ぐ紫外線の量は少ないです。
しかし、根雪が積もった晴れの日は、降り注ぐ紫外線と同時に、雪に反射した紫外線も浴びることになります。
しかも、地面に積もった雪から上に向かって照り返すため、帽子を被っても紫外線除けにならず、お肌に直撃するのです。

また、夏よりも気が緩み、日焼け対策をしていないのに、日差しを浴びている時間が長くなる、というのも冬ならではの特徴です。

紫外線のこうした要素があるなかで、乾燥しやすい状態になっていますので、結局お肌へのダメージは年中変わらないという可能性があります。
もちろん、お住まいの地域によっては、本当に冬の日照時間が少なくて全く気にする必要はない、というところもありますが、雪が降り積もって雪から反射する太陽の光がまぶしい、というレベルのところは、冬の日焼け対策にも十分注意してみてはどうでしょうか。
冬はわずか数か月ですが、その積み重ねが数年、数十年となると、見逃せないダメージになります。
汗をかきやすい季節ではないため、夏ほど本格的なケアは不要かもしれませんが、ある程度、頭の片隅において、冬の紫外線対策もしてみてください。
日々のちょっとした心遣いが、お肌を若々しく、きれいに保つ秘訣になりますよ。